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マグロを知ろう! 種類や部位、特徴について

マグロを知ろう! 種類や部位、特徴について

我々が食する魚の中では、美味しく、メジャーで、人気のマグロ。
刺身、お寿司をはじめ、日本人にはなじみ深く、誰もが食するお魚ですが
意外にマグロについて知らないことが多くあります。
種類、部位、その他、特徴をみてみましょう。

1. マグロの種類

マグロは、スズキ目・サバ科のマグロ属で、英語ではThunnus。

①黒マグロ:マグロのなかで最も美味しいマグロです。本マグロともいいます。
 大きいものは全長3m300㎏にも達します。中型のものをシビ、小型のものをめじなどといいます。

②南マグロ:インドマグロともいいます。身の質は本マグロに似て赤みが濃く味にコクがあります。
 本マグロよりやや鮮やかな赤色です。
 色変わりが少々早いのが難点ですが、大トロの部分が高級マグロとして扱われることもあります。

③めばちマグロ:最も収穫量が多く、ほぼ冷凍で入荷されます。赤みの色はやや薄く、
 色変わりも南マグロについで早い。

④黄肌マグロ:最も赤身が薄く、脂も少なく、一般のスーパーなどに並んでいるのが、冷凍ものの黄肌マグロです。
 色変わりが遅いもの特徴です。

⑤びんちょうまぐろ:びんながまぐろともいわれます。めばちや黄肌とならんで、手頃な価格です。
 薄いピンク色で、ビントロはさらに白っぽいのが 特徴です。味わいもさっぱりしています。

2.旬

旬は冬ですが、黄肌マグロは夏に出まわります。
びんちょうまぐろは冬が旬ですが年中収穫されます。

3.部位

背側:おもに赤身と中トロでしめられます。
境目:血合いぎしといって、血合いと接した部分で、鮮やかな濃い赤で美味です。
腹側:腹腔があり、大トロと中トロが占めます。

4.目利きとさくについて

身の色が冴え、身質がしっとりとし、脂ののり具合がよいものがベストです。
さくの状態での目利きは、まず筋目をみましょう。真横に入っているものが最良で斜めにはいっているのが普通です。半円状になっていたり、筋目が細かいのは尾に近く、筋目が固いのであまりお刺身などにはよくないでしょう。また身に斑点状の血が残っているものは、十分な血抜きができなかったもので多少味が落ちます。

5. 栄養

たんぱく質が多く、トロには脂が多く含まれます。また血合いの部分は、鉄やビタミンB6,B12、ナイアシンが豊富に含まれます。その他、ビタミンD、セレン、リン、そしてEPA,DHAなどの摂取も期待できます。

6. 料理

良いまぐろが手に入ったら、やはりお刺身、お寿司などでいただきたいものです。
部位や種類によって、刺身には向かないものは、漬け、ステーキ、フレークなどにしてもよいでしょう。ユッケやカリフォルニアロール、ガーリックステーキやカレー風味のステーキなど、いろいろな料理にアレンジしやすいのもまぐろの魅力です。

7. まぐろ料理のレシピの紹介

ちょっと変わった「マグロタルタルのカナッぺ」をご紹介します。
子供に人気のメニューです。また、おもてなし、パーティー料理としても使える一品です。

〈材料〉2人分
 ・マグロ 65g
 ・クラッカー 6枚
 ・玉ねぎ 10g
 ・ゆで卵   1/3個
 ・マヨネーズ 小さじ2
 ・白味噌 小1弱
 ・レモン汁 小1/2

〈作り方〉
① マグロは1㎝角程度に切り、玉ねぎと茹で卵はみじん切りにする。
② ボールに①と調味料を混ぜ合わせ、クラッカーの上にのせて完成。
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