20年ほど前くらいまでは、あまり馴染みがありませんでしたが、今では、一度は食べたことがあるものとして、定着してきたムール貝。日本ではムラサキ貝として、以前からあったものですが、ヨーロッパではムール貝といわれ、今ではその呼び名が定着しています。
欧州料理の飲食店などのメニューでよく見かけるようになりました。どちらかといえば、スーパーなどで購入するより外食で食する機会が多いですが、最近では、お魚屋さんや大きめのスーパーなどにも置いてあることが多くなりました。
今が旬ですので、家庭で簡単に作れ、ムール貝ならではの美味しさを活かせる料理とレシピをご紹介します。
1.ムール貝について
最近、ムール貝の一種のパーナ貝をよく見かけるようになりました。外来種ですが、味も良く青緑の美しい色をしています。
日本のムール貝の旬は、6~12月です。貝毒のことがあり養殖が基本です。広島では6~9月、三陸は10~12月になります。欧州ではフランスが産地で7~12月がです。冷凍でその他の国々の物が売られていることもあります。
ムール貝は、殻が黒から紫のような色で、身が鮮やかなオレンジ色や肌色をしています。ムール貝の魅力は美味しいだし汁にあります。この美味しいおだしを逃さない料理・食べ方をしましょう。
日本のムール貝の旬は、6~12月です。貝毒のことがあり養殖が基本です。広島では6~9月、三陸は10~12月になります。欧州ではフランスが産地で7~12月がです。冷凍でその他の国々の物が売られていることもあります。
ムール貝は、殻が黒から紫のような色で、身が鮮やかなオレンジ色や肌色をしています。ムール貝の魅力は美味しいだし汁にあります。この美味しいおだしを逃さない料理・食べ方をしましょう。
2.お薦め料理とレシピ
【オーブン焼き】
簡単で華やかな一品です。小分けにできることから、パーティーメニューとしても大活躍です。貝から出た美味しい汁をこぼさないように気を付けて下さい。
◆材料(10個分 大皿一枚)
パーナ貝 10個
パン粉 小さじ2弱
粉チーズ 小さじ2弱
ソース
(玉ねぎ 1/8個 セロリ10g サワークリーム 大さじ2、マヨネーズ 大さじ2、
イタリアンハーブミックス 小さじ1/2 塩コショウ 適量)
◆作り方
① ソースをつくる。玉ねぎとセロリはみじん切りにし、調味料と混ぜ合わせる。
② 食べ易いよう、貝柱の部分に包丁を入れ、殻と身をはがしておく。それを天板に並べ、①のソースを上に
のせて、さらにパン粉と粉チーズをかけ、180度のオーブンで7分焼く。
③焼きあがったらパセリ等をうえにちらし、完成。
◆材料(10個分 大皿一枚)
パーナ貝 10個
パン粉 小さじ2弱
粉チーズ 小さじ2弱
ソース
(玉ねぎ 1/8個 セロリ10g サワークリーム 大さじ2、マヨネーズ 大さじ2、
イタリアンハーブミックス 小さじ1/2 塩コショウ 適量)
◆作り方
① ソースをつくる。玉ねぎとセロリはみじん切りにし、調味料と混ぜ合わせる。
② 食べ易いよう、貝柱の部分に包丁を入れ、殻と身をはがしておく。それを天板に並べ、①のソースを上に
のせて、さらにパン粉と粉チーズをかけ、180度のオーブンで7分焼く。
③焼きあがったらパセリ等をうえにちらし、完成。
【つつみ焼き】
イタリアではカルトッチョといわれる包み焼きです。味付けによっては、洋風にも和風にもなります。
貝と野菜からでたスープが絶品です。
◆材料(1人分)
パーナ貝 3個
玉ねぎ 1/8個
セロリ 10g
にんじん 10g
ミニトマト 2個
塩コショウ 適量
◆作り方
① ミニトマトはヘタをとり、玉ねぎはスライス、セロリとにんじんは4㎝の細切りにする。
② 四方25㎝のオーブンペーパーの中心に、材料を並べ、上から塩コショウをし、封をする。
③ 180度のオーブンで10分焼き上げる。(フライパンなどでも可)
貝と野菜からでたスープが絶品です。
◆材料(1人分)
パーナ貝 3個
玉ねぎ 1/8個
セロリ 10g
にんじん 10g
ミニトマト 2個
塩コショウ 適量
◆作り方
① ミニトマトはヘタをとり、玉ねぎはスライス、セロリとにんじんは4㎝の細切りにする。
② 四方25㎝のオーブンペーパーの中心に、材料を並べ、上から塩コショウをし、封をする。
③ 180度のオーブンで10分焼き上げる。(フライパンなどでも可)
【パエリア】
日本ではあさりが使わることが多いですが、ムール貝があれば、その旨味がご飯にしみて美味しいパエリアを作ることができます。見た目もゴージャスになります。
◆材料(4人分 フライパン24~26程度)
米 2合(あれば無洗米)
ムール貝 8個
小エビ 30g
イカ 40g
鶏むね肉 70g
玉ねぎ 1/6個
にんじん 30g
パプリカ黄色と赤 各1/4個
インゲン 8本
ニンニク 1片
レモン 適量
★カレーパウダー 小さじ1~2、トマトジュース 150㏄、白ワイン 50㏄、ローリエ1枚、塩コショウ
◆作り方
① にんにく、玉ねぎ、にんじんはみじん切りにする。パプリカ、インゲンは、食べやすい大きさに切る。鶏肉
は、2㎝各に切り塩コショウしておく。エビとイカは下処理をし一口大に切る。ムール貝は、3つだけ殻を
取り外し、身を6等分にする。
② フライパンに油をひいて、みじん切りにした野菜をよく炒める。次にコメを入れ、2分ほど炒める。さらに①
できった肉と魚介を加えて、さらに2分ほど焦げ付かないように炒める。
③ ②のフライパン内の材料が平らになるようにヘラで整える。そしてパプリカ、インゲン、パーナ貝5つを放射
状にのせる。
④ 水180㏄に★をすべて入れ、混ぜ合わせ、②のフライパンに注ぎ入れる。
⑤ 蓋をし、弱火で15~20分ほど炊き上げる。※焦げないように火加減と時間を調整する。
⑥ 炊きあがったら、レモンをあしらい、完成。
◆材料(4人分 フライパン24~26程度)
米 2合(あれば無洗米)
ムール貝 8個
小エビ 30g
イカ 40g
鶏むね肉 70g
玉ねぎ 1/6個
にんじん 30g
パプリカ黄色と赤 各1/4個
インゲン 8本
ニンニク 1片
レモン 適量
★カレーパウダー 小さじ1~2、トマトジュース 150㏄、白ワイン 50㏄、ローリエ1枚、塩コショウ
◆作り方
① にんにく、玉ねぎ、にんじんはみじん切りにする。パプリカ、インゲンは、食べやすい大きさに切る。鶏肉
は、2㎝各に切り塩コショウしておく。エビとイカは下処理をし一口大に切る。ムール貝は、3つだけ殻を
取り外し、身を6等分にする。
② フライパンに油をひいて、みじん切りにした野菜をよく炒める。次にコメを入れ、2分ほど炒める。さらに①
できった肉と魚介を加えて、さらに2分ほど焦げ付かないように炒める。
③ ②のフライパン内の材料が平らになるようにヘラで整える。そしてパプリカ、インゲン、パーナ貝5つを放射
状にのせる。
④ 水180㏄に★をすべて入れ、混ぜ合わせ、②のフライパンに注ぎ入れる。
⑤ 蓋をし、弱火で15~20分ほど炊き上げる。※焦げないように火加減と時間を調整する。
⑥ 炊きあがったら、レモンをあしらい、完成。
【リゾット】
お米にしっかりとだし汁が染み込み、さらに乳製品との旨味とコクで、食べごたえのある一品になります。
◆材料(4人前)
米 1.5合
ムール貝 12個
玉ねぎ 1個
にんじん 1/3個
しめじ 1パック
にんにく 1片
白ワイン 100cc
バター 30g
牛乳 300cc
マヨネーズ 小さじ2
粉チーズ 大さじ2
塩コショウ 適量
パセリなど緑のもの
◆作り方
① ニンニク、玉ねぎをみじん切りにし、油をひいた鍋で炒める。
② 玉ねぎが透き通ってきたらお米とみじん切りにした人参を加え、1~2分程炒める。
③ 水300ccと白ワインを加え、弱火で20分程焦がさないように煮る。
④ ムール貝の身、牛乳とバターとマヨネーズを加え、更に10分程弱火で煮る。途中、汁気がなくなり焦げそう
な場合は水を加えて調整する。
⑤ 粉チーズを加え、汁気が少なく固いようであれば、お好みで牛乳を加え、調整する。塩こしょうで味付け
し、器に盛付、緑をあしらって、完成。
◆材料(4人前)
米 1.5合
ムール貝 12個
玉ねぎ 1個
にんじん 1/3個
しめじ 1パック
にんにく 1片
白ワイン 100cc
バター 30g
牛乳 300cc
マヨネーズ 小さじ2
粉チーズ 大さじ2
塩コショウ 適量
パセリなど緑のもの
◆作り方
① ニンニク、玉ねぎをみじん切りにし、油をひいた鍋で炒める。
② 玉ねぎが透き通ってきたらお米とみじん切りにした人参を加え、1~2分程炒める。
③ 水300ccと白ワインを加え、弱火で20分程焦がさないように煮る。
④ ムール貝の身、牛乳とバターとマヨネーズを加え、更に10分程弱火で煮る。途中、汁気がなくなり焦げそう
な場合は水を加えて調整する。
⑤ 粉チーズを加え、汁気が少なく固いようであれば、お好みで牛乳を加え、調整する。塩こしょうで味付け
し、器に盛付、緑をあしらって、完成。
3.ムール貝のダシを活かしたお薦め料理
美味しいだし汁をそのまま味わえる、スープ、パスタ、味噌汁などの汁物は、簡単にムール貝の魅力を味わえる料理です。アクアパッツアやブイヤベースなども他の魚介やお野菜との旨味が加わりより美味しくいただけるメニューです。余った汁をリゾットやおじやにすると絶品になります。
また、貝は脂肪分が少ないので、エスカベージュやマリネ、アヒージョなど油と一緒に合わせるのもよいでしょう。その他、ドリア、グラタンなどもお薦めです。
また、貝は脂肪分が少ないので、エスカベージュやマリネ、アヒージョなど油と一緒に合わせるのもよいでしょう。その他、ドリア、グラタンなどもお薦めです。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。以前に比べ、冷凍物なども売られるようになり、手に入りやすくなってきています。旨味がしっかりと感じられ、使い勝手が良い上、メニューもバラエティーに富んでいますので、是非、ご家庭で楽しんでみてはいかがでしょうか。