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コンクリートに咲く彼岸花

”強かで美しい”魅力的な花

彼岸花の季節です。

ハッキリとした赤色のイメージがありますが
よくみると、それほど強すぎない赤だと私は思います。
ちょっとだけ、朱色が入っていて、明るさと鮮やかさもあって。

形も放射状に広がる細い花びらが特徴的で華やかです。

そして、地味な存在となる
茎と葉っぱですが
これもまた、実は花と同様
”やわらかい緑”であり、好きな緑です。

彼岸花がたくさん咲いている里山などを見渡すと
赤と緑のコントラストが本当に素敵です。

人によっては、彼岸花のイメージは
墓地にあったり、おどろおどろしい花言葉・別名があったりして
よい印象を持たないひともいるかもしれません。

しかし、そのあたりは、あまり考えずに、
ただただ見ているとシンプルに
「美しく魅力的な花だなぁ」と
いつも思います。

彼岸花が好きな理由が
もう一つあることに
ここ数年、気づきました。

暑い夏が終わり、いよいよ山シーズン!
というタイミングで咲くことから
私をワクワクさせてくれるのです。

より一層、彼岸花への愛情が増すのです。

”無意識”=”本能”の「生きようとする力」

先日、ふと街中をあるいていると、
コンクリートの隙間から強かに咲いている彼岸花をみつけました。

あらためて、凄いな、植物の生きようとする力は…と。
でも、これは自然の摂理からすると、
”当たり前”のことなのでしょう。

私たちも含め、生物は、無意識=本能的に
どんな環境に置かれても
力の限り生きようとする、ということ。

私たち人間も、「どこに生まれようと
どんな状況に置かれようと
必死で、与えられた環境の中で生きようとする」
ようにできているということなのでしょう。

毒をもっていたり、地獄を意味する彼岸花ですが
その強かさ(したたかさ)のようなものから
強い生命力を感じます。

自然界に生きる私たちも植物も
「強かにそして美しく生きる」ようにできている
それが摂理なのかもしれません。

彼岸花、魅力的な花です。
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