Blog

「山の太陽」と「人の笑顔」

緑・自然が大好きな私ですが、山にでかけるとき、必ずチェックするのが、「太陽が顔を出してくれる時間」です。

勿論、気温や風も大切なのですが、どれくらい日がさすのか。上りも下りも、出来れば少しでも長く太陽がさす中を歩きたいので、太陽の位置や時間帯とルートもチェックします。

そんな私が、山歩きの最中、太陽の光が照らす景色に見とれていたときに、ふと浮かんだ言葉。
それは「君の笑顔は太陽だ」。

太陽がつくる美しさとパワー

一番よく行く高尾・陣馬エリアは、私にとって庭のようになっていますが
太陽が出ているときの美しさは、そうでない日と比べると格段に異なり
魂のワクワク感、テンションが上がります。

新緑の木漏れ日が大好きな私にとって、若い黄緑色の葉の間からさす光、植物を透かして見せてくれる光は、本当に美しいです。
紅葉の季節も、びっくりするほど、光の有り無しで、赤や黄色の色合いが変わります。

それくらい、同じ山・景色でも、太陽の有無により
自然の見え方・美しさ、湧き上がるエネルギーとでも言うのでしょうか、そういったものが変わってしまうのです。
(あくまで私の主観であり、曇りの山が無価値ということではないですが)

太陽と笑顔は、凄いパワーをもっている

全く同じものでも、何か一つがそこに有るか無いかで、別物に見えてしまうくらい変わるものって、他に何かあるだろうか…と。
光溢れる新緑の山を歩いているとき、ふと、その答えがでてきました。
それは、「人の笑顔」だと思ったのです。

人の顔も、笑顔が有るのと無いのでは、全く違うと思ったのです。

太陽のある山から、躍動感、エネルギーの循環、神々しさを感じますが、それは「美しさそのもの」であり
人の笑顔も、やはり同じだと気づいたのです。
誰かに会ったとき、笑顔だと、プラスのエネルギーを感じ、癒され、こちらまで元気になります。
そして、何よりも「美しい」のだと思います、笑顔は。

笑顔の顔とそうでない顔は、別人に見えるくらい違うと思うことありませんか?
美人とかブスとか、そういう問題ではありません。
姿・形でなく、伝わってくる輝き・美しさ・エネルギーのことです。

「君の笑顔は太陽だ!」という言いまわし(台詞?)がありますが、
いつ、どこから出てきたのか、文学作品や映画なのか分かりませが、太陽が貴重である日差しが少ないヨーロッパ北部や山陰の地域なのか。
その凄さ、重要性に、きっと、私と同じように感じたのではないでしょうか。

この台詞、今までの人生で何度も見聞きしてきたましたが、今回、ふと、その真意がストンと私の心の中に落ちてきました。

自分次第で、太陽になれる

太陽を見るのは、私。太陽の恩恵を受けるのも私。受動です。
笑顔を作るのは、私。笑顔で自分や周りにパワーを与えるのは私。能動です。

太陽の光が有るところに移動することは出来ても、照らすこと、太陽を操作することは出来ない。
それに対して、笑顔は、自分次第で作ることが可能です。それって凄いなぁと、しみじみと思ってしまいました。

人生には、笑顔でいられないときも正直、誰にでもあるでしょう。
しかし、”誰の中にもある太陽”、”誰でも作ることのできる太陽”が、
皆、平等にもっているんだと、気付かされた山歩きでした。

太陽の素晴らしさから、笑顔の素晴らしさを学びました。

自然は凄い。
to top